金庫の鍵の種類とそれぞれの メリット・デメリットを紹介
鍵式(シリンダー式金庫)
シリンダー式金庫とは、シリンダーキーのみで金庫の施錠、開錠を行う金庫となります。
シリンダー錠のメリット
シリンダー錠のメリットは、使い勝手の良さとコストパフォーマンスにあります。鍵1つで金庫の開け閉めを行うことができるため、毎日、数回、金庫を開け閉めする必要があるなど使用頻度が高い人ほど、便利に利用することができます。また、ほかの施錠方法の金庫に比べお手頃価格で購入することができる点も魅力です。
シリンダー錠のデメリット
シリンダー錠のデメリットと言えば、防犯性が劣ってしまうという点になります。
とは言っても、ディンプルキーの場合、そう簡単にピッキングを行うことはできません。そのため、ディンプルキーを用いたシリンダー錠なら、鍵に対し、そう防犯性を気にする必要はないかと思われます。
おすすめのシリンダー式金庫
【エーコー BES-9K2】
1万円代で購入可能でお手頃なシリンダー式金庫となるエーコー BES-9K2。
鍵がピッキングやスペアキー作成が困難なディンプルキーなだけでなく、異なる1つの鍵を別々に管理することで、不正解錠をガードすることができる小型金庫となります。
30分耐火の耐火金庫となり火災時も安心。大きさも幅416×奥行347×高さ364mmと場所を問わず設置可能な大きさです。
鍵+ダイヤル
鍵+ダイヤル式金庫とは、鍵とダイヤルのダブルロックで金庫の中のものを守るシステムの金庫となります。
鍵+ダイヤル錠のメリット
鍵とダイヤル錠のダブルロックとなるため、防犯面においてメリットの大きな金庫となります。
鍵+ダイヤル錠の場合、どちらか1つでも欠けると鍵を開けることはできません。そのため、ピッキングとダイヤルの暗証番号の解読が必要となり、その分、防犯性に優れていると言えるのです。
鍵+ダイヤル錠のデメリット
鍵+ダイヤルのデメリットは、2つの管理が必要な点となります。
鍵の管理、そして、暗証番号の管理が必要となり、どちらか1つでも紛失してしまうと金庫を開けることはできません。
また、金庫を使用する頻度が高ければ高いほど、少し面倒に感じるかもしれません。
おすすめの鍵+ダイヤル式金庫
【エーコー BES-9】
1万円程度で購入可能なエーコー BES-9。
設定された番号にダイヤルを左右に回して繰り返し合わせ、キーを差し込んで開錠するタイプの金庫となります。
A4サイズが収納可能な内寸/W356×H276×D220mm。外寸/W416×H364×D357mmの据え置き型で、JIS一般紙用 30分耐火試験合格品と火災時でも安心です。
鍵+テンキー(プシュ式)
鍵+テンキー(プシュ式)式金庫の場合、基本はテンキーでの鍵の開錠となります。鍵は主に緊急時に使用するもので、電池切れといった緊急時に鍵を使用し開錠することができるものとなります。
鍵+テンキー(プシュ式)錠のメリット
鍵+テンキー(プシュ式)錠のメリットは、定期的に暗証番号の変更を簡単に行うことができ、防犯性を維持することができる点にあります。テンキー式の場合、簡単に暗証番号の変更が可能なだけではなく、数回入力ミスを行うと一時的に鍵を開けることができないペナルティがあります。
それにより、より高い防犯性能を期待することが可能です。
鍵+テンキー(プシュ式)錠のデメリット
鍵+テンキー(プシュ式)錠のデメリットは、暗証番号の管理と鍵の管理が必要になる点です。
また、テンキー式の場合、電池切れになるリスクがあります。電池切れが起きているということに気づかず、開けることができない!と困ってしまう場合もあります。
ただし、電池切れなどといった緊急時には付属の鍵を使用することで開錠することが可能です。
おすすめの鍵+テンキー(プシュ式)式金庫
【Netforce(ネットフォース) BES-8PK-W-AW】
2~8桁までの暗証番号の設定が可能なNetforce(ネットフォース) BES-8PK-W-AW。
外寸:幅336×奥行352×高さ444mm、内寸:幅276×奥行220×高さ356mmの大きさで、A4用紙も折り曲げずに収納することができます。
万が一、暗証番号を忘れてしまった時でも付属の非常解除キーでの開錠が可能で安心。
一般用紙30分間耐火性能試験合格品で火災時も安心です。
指紋認証
登録した指紋さえあれば、簡単に鍵を開けることができる指紋認証式金庫。
指紋認証式金庫の場合、指紋の認証のみで鍵を開けることができるものと指紋認証と鍵の両方が揃って開錠することができるもの、テンキーがついているものなどがあります。
指紋認証式金庫のメリット
指紋認証式金庫のメリットと言えば、やはり、鍵の紛失や暗証番号を忘れてしまうなどといったトラブルが一切ないという点です。
また、暗証番号の漏洩による被害などもなく、安心し利用することが可能です。
指紋認証式金庫のデメリット
指紋認証式金庫のデメリットは、指紋を登録している人しか開けることができないという点です。誰かに鍵や暗証番号を渡して、自分の代わりに金庫を開けてもらうといったことはできません。
また、指が汚れている場合、確認することができないといったこともあり、指紋認証式金庫を開ける際は、必ず手をきれいにしておかなければいけないといったデメリットもあります。
おすすめの指紋認証式金庫
【日本アイ・エス・ケイ KS-20FPE】
最大20件もの指紋を登録することができる日本アイ・エス・ケイ KS-20FPE。
寸法は幅480×奥行442×高さ368mmで、耐火時間は1時間と火災時でも安心です。
テンキーもついている指紋認証式金庫となるため、指紋と暗証番号の併用で開錠することができるよう設定することも可能です。
カードキー(ICチッブ内蔵)
ICチッブが入ったカードキーを金庫にかざすだけで開錠することができるカードキー(ICチッブ内蔵)式金庫。
カードキーひとつで金庫の管理を行うことができる金庫となります。
カードキー(ICチッブ内蔵)式金庫のメリット
複数のカードを鍵として登録することができるため、複数人で金庫を管理しやすいといったメリットがあります。もちろん、カードキーの複製は、そう簡単にできるものではありません。製造メーカーに複製依頼をし、初めて複製することができるため、防犯面でも安心です。
そのほか、種類によっては開錠履歴を記録することもでき、いつ、金庫が開錠されたのか確認することができます。
カードキー(ICチッブ内蔵)式金庫のデメリット
カードキー(ICチッブ内蔵)式金庫のデメリットは、万が一、カードキーを紛失してしまった場合、そう簡単に鍵を開けることができないという点にあります。カードキーを紛失した場合、製造メーカーに新しいものを取り寄せることになります。その間、金庫を開けることができなくなってしまいます。
おすすめのカードキー(ICチッブ内蔵)式金庫
【エーコー OSS-C】
職人のこだわりから生まれたカードキー(ICチッブ内蔵)式金庫となるエーコー OSS-C。
大きさは、外寸:W484×D489×H372(mm)、内寸:W354×D258×H214(mm)。
一般紙用1時間耐火性能で火災時も安心です。
耐火・耐破壊にすぐれた特殊扉構造となり、扉のこじ開け破壊を阻止する構造設計となります。
生体認証システム搭載の金庫
指紋のほか、静脈、顔など様々な生体を登録し鍵の開錠を行うことができる生体認証システム搭載の金庫。
指紋以外での登録を希望する場合におすすめの金庫となります。
生体認証システム搭載金庫のメリット
鍵など一切不要で開錠することができる生体認証システム搭載の金庫。そのため、鍵の紛失トラブルを気にする必要はありません。
また、複数人の生体を登録することもでき、複数人での金庫の管理にも便利。
登録や削除も簡単に行うことができます。
生体認証システム搭載金庫のデメリット
生体認証システムの場合、認証精度によって、開錠することができないなどといったトラブルが発生することがあります。また、汚れている場合やホコリがあることで読み取りが悪くなるといったトラブルもあり、常にきれいにしておく必要があります。
おすすめの生体認証システム搭載の金庫
【エーコー CSG-91FIDS】
顔認証ロック式となるエーコー CSG-91FIDS。
外寸:W610×D683×H910(mm)、内寸:W450×D355×H720(mm)で認証速度は1秒未満という早さとなります。
また、認証率も本人拒否率1% / 他人受入率0.001%で、管理人:7人、ユーザー:顔データ500種、EMカード500種の登録数が可能な生体認証システム搭載の金庫です。