セントリー(sentry safe)の金庫が開かない場合の対処法をご紹介
セントリー(sentry safe)の金庫は、アメリカで最も人気があり、信頼の厚い金庫ブランドのひとつです。その耐久性とセキュリティの高さから、多くの家庭や企業で使用されています。また日本においても、そのセキュリティ性の高さや、防災対策に最適な特性から、セントリーの金庫は人気をよんでいます。
しかし、どんなに高性能な金庫でも、故障や不具合はつきもの。そのなかでも、金庫が開かなくなるトラブルは、最も困った状況のひとつでしょう。
今回は、セントリーの金庫が開かない場合の対処法をご紹介します。
セントリーの金庫を購入しようと検討している方や、すでにセントリーの金庫を使用している方は、万が一金庫が開かなくなってしまった場合のトラブルに備えて、今回の記事を参考にしてください。
目次
セントリー(Sentry Safe)金庫とは
冒頭でもお伝えしたように、セントリー(Sentry Safe)はアメリカで最も人気のある金庫ブランドであり、世界数十か国で愛用されている耐火製品のパイオニアともいえる金庫メーカーのひとつです。その耐久性とセキュリティの高さから、多くの家庭や企業で使用されており、日本でも人気の金庫ブランドとなっています。
この項目では、セントリーの金庫の特徴、種類やセキュリティについて解説いたします。
セントリーの金庫についての知識がない方はもちろん、すでにセントリーの金庫を知っている、もしくは使用しているという方も、改めてセントリーの金庫の特徴やセキュリティについての知識を深めてみてください。
セントリー金庫の特徴
セントリー金庫はその高いセキュリティ機能と信頼性により、貴重品や重要な文書の保護において優れています。
セントリーの金庫は、耐火性・耐水性の厳しい製品の安全試験を実施している金庫に与えられる「ULマーク」と「ETLマーク」を取得。
セントリーでは、「サーバイバキャスト」と「ピロノックス」という独自の特殊断熱材を開発。この革新的技術を用いた耐火性で、セントリーの金庫は高温に耐え、内部の貴重品を火災から保護します。
また、一部の金庫は、防水性も備えており、水害から貴重品を守ります。防水性能は、洪水や水漏れのリスクがある場所で特に重要です。さらに、セントリー金庫は堅牢な鋼鉄製で作られており、外部からの侵入や物理的な攻撃から貴重品を守ります。
多くのセントリー金庫にはデジタル電子ロックが搭載されており、セキュリティを向上させます。ユーザーは個別のパスコードを設定し、アクセスできます。
電子ロックの画面についても、定番のロックタイプからテンキータイプから、液晶画面搭載のLCDテンキータイプ、チューブラーキー付きの二重ロックなど、さまざま。どのタイプも、視認性が高く、ナンバー部分が大きい仕様であることにくわえ、ハンドルは握りやすく開閉が容易にできるのが魅力です。安全性を高めるために、複数のロッキングボトル(カンヌキ)が扉をしっかりロックガードしてくれるところも、セントリーの金庫のセキュリティ性を向上させていている要因のひとつ。
くわえて、一部のセントリー金庫は従来型の鍵によるロック機構を備えています。このタイプの金庫は、物理鍵を使用して開閉します。
さらに特徴的なのは、セントリーの金庫の「ライフタイムワランティー」というサービスについてです。
「ライフタイムワランティー」というサービスは、万が一金庫が火災などで燃えたり損失してしまった場合に、金庫本体を新品と交換してくれるというもの。(保管していた物を除く)
ただ、このサービスは、セントリーの金庫を最初に購入した際、適応されるサービスとなっているようです。
金庫の種類とセキュリティ
セントリー金庫は、用途やニーズに合わせて、家庭用・ビジネス用・業務用とさまざまな種類が用意されています。
家庭用金庫は、現金や貴重品、パスポートなどの保管に適しています。コンパクトなサイズで設置場所を選ばず、使いやすいモデルが豊富に揃っています。
ビジネス用金庫は、書類やデータ、機密情報などの保管に適しています。耐久性やセキュリティに優れたモデルが用意されています。
業務用金庫は、現金や貴重品、薬品などの保管に適しています。高い耐久性とセキュリティが求められるシーンで使用されます。
セントリー金庫は、さまざまな種類とセキュリティレベルで提供されており、ダイヤル式やテンキー式などのさまざまなロック方式を採用しています。指紋認証や生体認証などの最新のセキュリティ機能を搭載したモデルもあります。
このように、多様な選択肢と高いセキュリティ機能を備えているため、適切なタイプの金庫を選択し、貴重品や重要な文書を確実に保護するために利用できます。
セントリー(Sentry Safe)の金庫が開かない原因
セントリーの金庫は、耐久性とセキュリティの高さから、多くの家庭や企業で使用されています。
しかし、どんなに高性能な金庫でも、故障や不具合が発生する可能性はあります。金庫が開かなくなるトラブルは、最も困った状況のひとつでしょう。
セントリーの金庫が開かない原因は、以下の4つが考えられます。
- パスコードの誤入力(暗証番号の入力ミス)
- 電池切れ
- 機械的な故障
- 鍵の紛失・変形
ここから、それぞれの原因について詳しく解説いたします。
パスコードの誤入力(暗証番号の入力ミス)
セントリーの金庫が開かなくなる原因として、最も一般的なものがパスコードの誤入力です。セントリーの金庫に限らず、暗証番号を間違って入力すると、金庫はロック状態になります。
セントリーの金庫は、パスコードの入力を3回以上間違えて入力してしまうと、ロックがかかってしまう仕組みのようです。また、ロックがかかっている状態で電池を抜いてしまうと、ロック時間がさらに長引いてしまうので注意が必要。
暗証番号を忘れてしまった場合は、取扱説明書に記載されているリセット方法を試してみてください。
電池切れ
セントリーの金庫は電子ロックを使用しており、電池が切れていると金庫が開かないことがあります。電池残量の確認方法は、取扱説明書に記載されていますが、基本的に「ローバッテリーを知らせるランプが点灯している」場合や、「テンキーなどを押下しても、反応がない」という場合に、電池切れが疑われます。
電池切れの場合は、新しい電池に交換することで、金庫が開くようになります。
注意点として、電池切れの状態が長く続いてしまうと、暗証番号がリセットされたり消去されてしまったりするリスクがあります。
セントリーの金庫の電池は、定期的にチェックして、電離切れの状態に陥らないようメンテナンスをおこなうことを推奨します。
機械的な故障
セントリーの金庫は、精密機械で構成されています。機械的な故障が発生すると、金庫が開かなくなります。
パスコードを入力しても反応がない、なんのランプも点灯していない、異音がするといった通常の状態の金庫とは違う挙動がある場合は、故障を疑った方がよいかもしれません。
機械的な故障が原因で金庫が開かない場合は、メーカーに修理を依頼するか、金庫の鍵開けを専門にしている業者に鍵開けを依頼することを検討しましょう。
鍵の紛失・変形
セントリーの金庫には、鍵で開くタイプも存在します。
このタイプの金庫の鍵を紛失してしまったり鍵が変形してしまったりした場合、金庫が開かない原因になってしまうことも。くわえて、鍵穴や金庫本体に何らかの不具合があり、鍵で金庫を開けることができない状態になってしまうというケースもあります。
よくあるケースとしては、シリンダーにごみやほこりが詰まり、鍵がうまく回らなくなってしまったというものや、経年劣化で鍵穴や鍵本来が削れてしまい正常に機能しなくなってしまった、というものがあります。
鍵で開けるタイプのセントリーの金庫が開かなくなってしまった場合、鍵に不具合がある可能性を考え、確認をおこないましょう。
セントリー(Sentry Safe)金庫が開かない場合の対処法
前項目では、セントリー(Sentry Safe)の金庫が開かない原因についてお伝えしました。
では、実際に金庫が開かなくなってしまった場合、具体的にはどのような対処法をおこなえばよいのでしょうか。
セントリーの金庫が開かない場合の対処法は、以下の4つが考えられます。
- 電池(バッテリー)の交換
- ロックの修理
- パスコードの回復
- 鍵の再発行
セントリーの金庫が開かない場合、自分で対処できる場合は、上記の対処法を試してみてください。ただし、機械的な故障や鍵の紛失など、自分で対処できない場合は、金庫メーカー、もしくは金庫の鍵開けや修理に対応している業者に依頼することをおすすめします。
また、セントリーの金庫には、保証期間が設けられています。保証期間内であれば、故障や不具合の修理を無料で受けることができます。
金庫を安全に使用するためにも、正しい方法で使用し、保証期間を有効に活用するようにしましょう。
ここから、お伝えした4つの対処法の具体的な解説をおこないますので、参考にしてください。
電池(バッテリー)の交換
セントリー金庫は電子ロックを使用しており、電池が切れていると金庫が開かなくなることがあります。
金庫の電池切れが疑われる場合、まずは金庫の電池を確認し、バッテリーが切れているかどうかを確認するのが重要です。
電池が切れている場合、新しい電池に交換します。取扱説明書を参照して正しいタイプの電池を使用し、交換作業をおこなってください。
新しい電池がセットされたら、正しいパスコードを入力して金庫を開けてみましょう。
ロックの修理
セントリーの金庫は、精密機械で構成されています。機械的な故障が発生すると、金庫が開かなくなります。
機械的な故障が原因で金庫が開かない場合は、金庫メーカー、もしくは金庫の修理に対応している業者に修理を依頼してください。
お伝えしたように、セントリーの金庫は精密機械で構成されていますので、専門知識のない素人が無理に自力で修理しようとすると、かえって深刻な故障を招いてしまう場合がありますので注意が必要です。
金庫を開けるために、無理な力や工具を使用するのややめておくのが無難でしょう。金庫本体や貴重品に損傷を与える可能性があるうえに、不正な修理を行うと保証が適用されない場合があります。
パスコードの回復
セントリーの金庫は、暗証番号を入力することで開くタイプが一般的です。暗証番号を忘れてしまった場合は、金庫の取扱説明書に記載されているリセット方法を試してください。
もし、初期パスコードを変更していた場合、それを使用してみることも考えましょう。初期のパスコードを思い出し、試してみてください。
取扱説明書を失くしてしまってパスコードのリセット方法がわからない場合や、パスコードの回復ができない場合、セントリーのカスタマーサポートに連絡して、リセット方法やサポートを受けましょう。
取扱説明書を失くしてしまった場合は、以下公式サイトのサポートページから型番を選択することで、取扱説明書をダウンロードできます。
サポート/取扱説明書を見る/マスターロック・セントリー日本株式会社
https://www.sentryjp.com/support/manual.php
また、セントリーのカスタマーサポートセンターへのお問い合わせについては、以下公式サイトに詳細が掲載してありますので参照してください。
サポート/お問合せ/資料請求/マスターロック・セントリー日本株式会社
https://www.sentryjp.com/contact/index.php
鍵の再発行
セントリーの金庫は、鍵で開くタイプもあります。鍵を紛失してしまった場合は、金庫メーカーに鍵の再発行を依頼してください。
具体的には、セントリーに連絡し、鍵の再発行手続きを開始します。本人確認のプロセスを経て、新しい鍵を受け取ることができます。
合鍵を発行したい場合は、以下の情報をセントリーのカスタマーサポートに伝える、もしくはフォームから連絡することで発行可能です。
ただ、鍵の再発行については、事前にカスタマーサポートへの確認が必要とのこと。
- 送付先
- 氏名
- 電話番号
- E-mailアドレス
- 鍵番号
- 注文本数
- 型式番号
鍵は、申し込んでから約1週間前後で届くようです。
合鍵の作成、合鍵の作製に必要な鍵番号がわからない場合、また、鍵の再発行については、以下公式サイトの情報をご参照ください。
サポート/鍵のご注文・暗証番号について/マスターロック・セントリー日本株式会社
https://www.sentryjp.com/support/keynumber.php
セントリー(Sentry Safe)金庫が開かない場合の注意点
セントリーの金庫が開かなくなってしまった場合、保管している貴重品が大切であれば大切であるほど、なんとか早く取り出さなければと焦ってしまうかもしれません。
ですが、焦って無理にこじあけようとすれば、かえって本格的な故障を招いてしまうリスクが発生してしまいます。
この項目では、セントリーの金庫が開かなくなってしまった場合に注意したいポイントを解説します。
金庫の強制開錠について
金庫の強制開錠は最終手段であり、慎重に行う必要があります。金庫を壊すことになる可能性があるため、慎重に判断しましょう。
とはいえ、セントリー金庫が開かない場合、必ずしも金庫を強制的に開けようとするのは避けるのが無難です。
金庫が開かない場合の対処法でもお伝えしましたが、金庫を無理に開けることは、内部のロック機構や貴重品に損害を与える可能性があります。また、強制開錠を行うと、金庫メーカーの保証が適用されなくなる場合があるのでリスク高です。
くわえて、金庫が個人の財産である場合、法的な制約があるかもしれません。その場合、金庫の強制開錠に関して、法的なアドバイスを受けることを検討しましょう。
金庫内の貴重品の保護
金庫が開かなくなった場合、金庫内の貴重品を保護する必要があります。
金庫の扉が開かなくても、金庫内の貴重品を盗む方法は存在します。たとえば、金庫を破壊したり、金庫の扉を歪ませたりするなどです。
すでに何度もお伝えしているように、セントリーの金庫は非常に強固であらゆる外的要因からの衝撃に耐性はありますが、それでも貴重品が盗まれてしまったり、破損されてしまったりする可能性はゼロではないのです。金庫が開かなくなったからといって、そのまま放置するのは、防犯の観点からも良い選択肢とはいえません。
金庫が開かなくなった場合は、すぐに金庫メーカーであるセントリーに修理を依頼するか、金庫の鍵開けを専門にしている業者に開錠を依頼するようにしましょう。
開錠を専門家へ依頼するなら
全項目でお伝えしたとおり、金庫が開かなくなった場合はセントリー、もしくは、鍵開けを専門にしている業者に開錠を依頼するのが最適といえます。
開錠を専門家へ依頼する場合、以下の点に注意しましょう。
- 必ず信頼できる業者に依頼する
- 事前に料金を確認する
- 依頼内容を明確にする
金庫メーカーであるセントリーに修理を依頼する際は特に気にする必要はありませんが、鍵開け専門の業者に依頼する際は、信頼性と評判を確認するのが大切。具体的には、専門業者の公式サイトや口コミを見てみるのがよいでしょう。
また、作業を依頼する前に、費用の見積もりを取得し、予算を確認するのも重要です。専門業者のサイトには、目安となる料金が記載してあることが一般的なので、そちらを参照するのがおすすめです。
くわえて、金庫の鍵開けには、依頼内容を明確にしておくことが求められます。これは、金庫メーカーであるセントリーに依頼する場合も、専門業者に依頼する場合も同様です。
金庫がどのような状態で、どのように対処する必要があるのか、事前にしっかり情報をまとめておけば、依頼する際スムーズに伝達ができます。
まとめ
信頼の厚い金庫ブランド・セントリーの金庫は、貴重品や重要な文書を安全に保管するための頼りになる選択肢です。ただ、時にはセントリーの金庫が開かなくなってしまった、という問題に直面することもあるでしょう。金庫が開かない場合、パスコードを誤って入力してしまっていたり、電池が切れていたり、機械的な故障、もしくは鍵の紛失や変形といった原因が考えられます。
もし突然金庫が開かなくなってしまったという場合は、冷静に対処し、金庫内の貴重品にアクセスできるようにするのが重要です。
セントリーの金庫が開かなくなってしまった際は、取扱説明書を見て解決できることは説明書を元に解決し、それでも解決しない場合は金庫メーカーであるセントリーのサポートセンターに問い合わせたり、金庫の鍵開けを専門にしている業者に依頼したりして、開錠を試みましょう。
金庫の鍵開けを専門業者に依頼する際は、信頼できる業者を選択し、事前にしっかりと見積を取って、依頼内容を正確に伝えスムーズに対応するのがベターです。
ですが、金庫の鍵開け業者を選ぶ際、どの業者を選べばよいか、判断に迷う方も少なくないでしょう。
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