【さいたま市平方領々家】の金庫の鍵開け施工事例
今日は埼玉県さいたま市大宮区での作業だった。依頼主は60代の男性、松本さん。自宅に置かれた家庭用のプッシュ式テンキー金庫が開かなくなったという相談だ。メーカーはディプロマット(diplomat)。鍵も見当たらず、肝心の暗証番号も忘れてしまったらしい。「最近、記憶が曖昧でね」と申し訳なさそうに話していたが、こちらとしては珍しい依頼ではない。 現場に到着し、松本さんに出迎えられてリビングの奥に案内されると、そこにはしっかりした作りの金庫が鎮座していた。見た目は家庭用だが、内部の構造はなかなかのもの。こうしたテンキー式は普段は便利だが、鍵や暗証番号を忘れると急に厄介な相手になる。松本さんは「中に家族の大事な書類が入っていて、どうしても開けたい」と不安そうにしていた。 まずは金庫の外観をじっくり確認し、プッシュボタンの状態をチェック。バッテリーの残量にも問題はなさそうだが、通常の操作では開かないため、手動解錠の作業に入ることにした。この手の金庫を開けるには、手順をしっかり踏むことが重要だ。無理にこじ開けるのではなく、内部の仕組みを想像しながら丁寧に作業を進める。 テンキー式の開錠には、特に慎重さが求められる。暗証番号を推測することも試みたが、まったく手がかりがなく、別の方法に切り替えることにした。特殊な工具を使い、金庫の内部にアクセスして機構を慎重に操作する。作業中、松本さんが心配そうに見守っていたが、「もう少しで開きそうです」と声をかけて安心してもらった。 しばらくして、ついに金庫のロックが解除された。扉を開けると、中には書類のほかに家族の思い出が詰まったアルバムが入っていた。松本さんは目を潤ませ、「本当にありがとう」と何度も頭を下げてくれた。「これは家族にとって大切なもので、どうしても失いたくなかった」と言う言葉に、この仕事の意味を改めて感じさせられた。 対応料金は25,000円。金庫の開錠には手間もかかり、高度な技術が必要なため、妥当な額だと思うが、松本さんは納得して支払ってくれた。「次からは大事なものを別の場所にも保管するようにします」と、苦笑いしながら話してくれたのが印象的だった。 作業を終えて外に出ると、すっかり日が暮れていた。さいたま市の街灯が穏やかに照らす中、車に乗り込み次の現場に向かう。金庫を開けることは物理的な作業にとどまらず、お客様の大切な思い出や安心を守ることでもある。そう実感しながら、今日の仕事を胸に刻んだ。
お客様の声 さいたま市平方領々家M.A様
この度は迅速かつ丁寧な対応をしていただき、心から感謝いたします。さいたま市大宮区の自宅で使用していたディプロマット製の家庭用金庫が、鍵も暗証番号も分からなくなり、途方に暮れていたところ、すぐに駆けつけていただきました。中には家族の大切な書類や思い出のアルバムが入っており、どうしても取り出したいという私の気持ちに寄り添っていただけたこと、本当にありがたく思っています。 作業中も細心の注意を払い、慎重に金庫を開ける様子を見て、信頼できるプロにお願いして正解だったと感じました。作業が完了し、無事に金庫が開いた瞬間の安堵は言葉に尽くせません。思い出の品を再び手にできたのも、ひとえに貴社のおかげです。 今後はしっかりと暗証番号の管理を行うよう気をつけますが、また何かトラブルがあれば、ぜひお願いしたいと思います。本当にありがとうございました。